September 1, 2005
アップフェルラント物語
[Review]
私は田中芳樹さんという作家さんが大好きです。
物語の端々に出てくる辛口だけど決して曲げてはいけないような独特のモラル感がたまらないんですね。
断言口調で書かれていることが多いので同意できない人などには、一瞬傲慢にも見えがちですが、 かなりの確率で彼の主張したいことは現代社会においてあてはまっていると思います。
そんな田中芳樹さん(私は作家のことを先生とは呼びません)のちょっと古い作品で「アップフェルラント物語」というものがあります。
舞台は20世紀初頭のヨーロッパで、当時は第一次大戦前でかなりヨーロッパが"熱かった"時代です。
田中さん曰くの「ルリタニア・テーマ」という作品構成で、歴史上にはなかったアップルフェルラント国をテーマにした作品です。
内容についてはネタバレになるのであまり触れませんが、舞台のアップフェルラントは小国で、列強に挟まれつつも慎ましく、 必要とあれば勇ましく当時のヨーロッパを生き抜いてるところはやっぱり田中さんらしい世界観、ひいては国造りになってると思います。
そんな小国の廃坑にヨーロッパを一瞬で吹き飛ばしてしまうような"秘密兵器"があることがわかり、 主人公のヴェルとヒロインであるフリーダ、2人を見守るフライシャー警部やその他ヘンテコな大人たちが探索に出ます。
その頃、ドイツ帝国はその兵器を狙いアップフェルラントへ軍用列車で押しかけてきて・・・
この続きはぜひ物語を読んでみてください。
私もそうでしたが、BookOfffさんの100円コーナーにあると思います。
written by hijiri_KT
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